サインバルタのCMが抗議を受け一部変更
最近流れているうつ病の薬のCMが抗議を受けて一部内容を変更したようです。
「うつの痛み」テレビCM、抗議受け一部変更 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
うつの痛み」をキャッチフレーズに、製薬会社が昨年10月からテレビCMなどで続けるうつ病啓発キャンペーンに対し、医師や患者、家族から抗議の声があがっている。
CMは、体の痛みをうつ病の主症状のように伝えたが、国際的な診断基準に体の痛みはない。ナレーションが一部変更されたものの、「体の痛みで落ち込んだだけでうつ病にされる。薬を売るための過剰啓発だ」との厳しい批判は続いている。
このCMはサインバルタという抗うつ薬のものらしいです。名前は聞いたことありますが私は飲んだことはありません。なのでどんな薬か調べるためにwikipediaを見てみました。
デュロキセチン(Duloxetine)は、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)と呼ばれる第三世代の抗うつ剤の一つである。
日本では2010年4月にデュロキセチン塩酸塩(Duloxetine HCl)として、イーライリリー社及び塩野義製薬からサインバルタ®の商品名で薬価収載されている
いつも通り仮説でしかない脳内化学物質の不均衡説に依って作られた抗うつ薬ですね。こんなのが体の痛みに効くなんて言うからお笑い草です。プラセボ効果以上の効果は期待できないのにいつも通りの素敵な副作用があるようです。
重大な副作用
こんなリスクを負ってまでこの薬を飲む必要があるんでしょうか?しかも高い薬価を払って。
今回の製薬会社の戦略は
「うつは体の痛みを伴う」->「だから体の痛みがあるとうつかもしれない」->「とりあえず薬を飲もう」
ということです。
月経前の気分の落ち込みをうつの一種と言っているかと思ったら、体の痛みすらうつかもしれないと言い出しています。だんだん大胆になってきていますね。体の痛みで接骨院やらマッサージに通っている人が勘違いして精神科や心療内科に行ってしまうかもしれません。そしてサインバルタを処方されてしまうかもしれません。もしサインバルタを一定期間飲んでしまうとあとは離脱症状に苦しむことになるので、薬から逃れるのが難しくなります。こうやって薬漬けの人を増やしていくのですね。