SSRIは万能薬?
抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン取込み阻害薬)ですが本当に何でも効く薬みたいですね。(もちろん皮肉です。)
うつ病だけでなく他のいろいろな精神疾患に効くと精神科医や製薬会社は主張しています。
例えば・・
人前であがってしまうのを社会不安障害と言うらしいのですがそれもSSRIで治せるらしいです。
集中力が続かないのをADHDと言うらしいのですがそれもSSRIで治せるらしいです。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)|マドレクリニック(心身医療科/心療内科・精神科・神経科)宮城県仙台市 - 仙台駅から徒歩3分
月経前にイライラしたり不安な気持ちになるのを月経前症候群と言うらしいのですがそれもSSRIで治せるらしいです。
SSRIは脳内のセロトニンを増やす薬ですので、これらの病気はすべてセロトニン不足が原因ということになります。
本当なんですかね・・・?
セロトニンが減るという単一の原因からこんなにもいろいろな症状が現れることになるのかと不思議に思ってしまいます。
ちなみ何度も何度も触れていますがこの世界にはまだ脳内のセロトニンを計測する手段はありません。
なのでこれらの病気にかかっている時に本当にセロトニンが減っているのかはわかっていないはずです。またSSRIを飲んでもセロトニンが増えているかはわからないです。
それなのになぜ原因はセロトニン不足と断定できるのか、ぜんぜん論理的じゃないので理解できません。
この辺の問題はWikipediaにもしっかり書いてあります。
しかし脳内の病態が明らかにされていない以上、逆の病態が大うつ病性障害の根本原因と結論付けることは出来ず、あくまで仮説にとどまっている。そもそも脳そのものの神経伝達物質の動きは見ることができないという技術的限界がある。
さらにこの仮説に対する反論としては、シナプス間隙のノルアドレナリンやセロトニンの低下がうつ病の原因であるとすれば、抗うつ薬は即効性があってしかるべきである。うつの改善には最低2週間要することを考えると、この意見は一理あると言える[1]。
SSRIの服用はもう一度考え直してみませんか。