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元うつ病患者のふり返り日記

うつ病で会社を9ヶ月間休職した後に復職を果たしました。そんな筆者がうつ病や精神医学についてふり返り考察します。完治に至った闘病記もごらんください。http://snailramp.net/depression/

心包

これまで私のうつ病は東洋はり医学会の鍼治療で治ったと書いてきました。ただし治った事は間違いないのですが実は後遺症らしきものがありました。

 

昨年の8月に復職してから徐々に仕事に慣れていき、10月頃には残業ができるまでに回復しました。しかし残業ができることはできるのですが夜9時頃までがんばると脳が疲れ果てて頭がまともに働かなくなりました。休職前にバリバリ働いていた時には感じなかった疲れです。頭が疲れると全身の疲労も感じるようになり、体が重くなりました。そのうえ十分睡眠時間をとっても体の重さは取れず、そのような状態が数日続くようなことがありました。

そしてそれが土日だったりすると、午前中はまったく起きれず、子供の遊び相手をすることもできませんでした。

しかしそのような疲れは放っておくといつの間にか感じなくなることがほとんどだったので、しばらく我慢していました。ただし徐々に頻度が増していっている気がして、そのためこのまま行くとうつ病が再発したりするのかな。。と少し不安がよぎりました。

 

うつ病を治してくれた村上漢方はり療院には不定期に通っていました。ですが鍼治療に行くタイミングではたまたまそのような疲れを感じることが無く、老先生にそのような症状を訴えることはありませんでした。

しかしこの間とうとう疲れの症状に耐えられず、症状が出ているうちに治療院に行く事にしました。

そして老先生に症状を話したところ、そういった症状に効くはりを打ってくれるとのことでした。老先生は寡黙なことが多く、あまり治療の解説をしてくれないので自分から聞いたところ、そういった脳の疲れには「心包」(しんぽう)を整えると効果的だと教えてくれました。

そしていつものように、鍼が刺されているかもわからないようなほとんど無痛の治療をしてくれたのですが、次の日。。なんと疲れが一切取れていました。いつもは脳の左側が重く、疲れを感じ、動きが鈍くなることが多かったのですが、そのような症状は一切無く、体は軽くなりました。

これまでもうつ病を治療してくれた事で老先生の鍼治療のすごさには感服してましたが、今回の治療の効果にも驚きました。

 

別の日に再度老先生に確認したところ、うつ病の患者には概ね「心包」の治療を行うそうです。

できれば自分も鍼治療の知識を得たいと思っているので「心包」をネットで調べてみました。

心包 - Wikipedia

心包(しんぽう)は、伝統中国医学における五臓六腑とは別格の臓器である。心主ともいう。心臓を包む膜または袋と解釈されているが、三焦と同じく実体のない臓器である。経絡は、手の厥陰心包経があるが、脈診においては心包の部位はなく(代わりに「命門」がある)、形だけでなく、その働きも定かではない。

 よくわからないですね。。

 どうも東洋医学の考えの基本である五臓六腑は実際の臓器が相対しているようなのですが、心包や三焦という東洋医学上の臓器は対称になる実在の臓器は無いようです。概念とかそのようなものなのでしょうか。

 

こちらの解説は比較的わかりやすかったです。

三焦・心包とは何か? - 現代医学的鍼灸治療

生者と死者の臓器は基本的に同一である。ただ生者はそれが機能しており、死者は機能していない。では死者を死者と認める所見とは何だろうか?それは心停止と体温低下、(さらに瞳孔拡大)であることは今も昔も変わることがない。すると生者にあって死者にないものを探せば、心臓を動かす力が心包の機能であり、体温を生む力が三焦の機能であることが自ずと知れてくるのである。換言すれば、心包と三焦の機能停止が死である。

こう言われれば確かに「心包」にあたるものは存在しそうです。しかし存在はすることはわかっているけど現代の科学ではまだ確認することができないのです。それはたとえばビックス粒子みたいなものです。

 

老先生の話に依ると、「心包」の扱いは難しく、技術レベルが高くないと治療が難しいとのことでした。そのため自分は老先生に巡り会えて本当に運が良かったのだと思います。

 

心包のイメージ

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