デパス、安易に出されますヨ
デパスはドグマチールと並んてうつ病の初期症状に処方されることが多い薬です。不安を取り除く効果が強いということで安定薬や抗不安薬と分類されます。
それほど作用が強く無く汎用性に優れているために扱い易い薬と位置づけられています。心身の不調を訴えると内科でも処方されると聞きますね。
「デパス」
私も服用したことがありますが、私の場合はうつ病の初期症状時ではなく、何年も精神科に通った後に、休職に入ってしばらく経ってからSSRIと併用して処方されました。SSRIを服用しても強い不安感があると主治医に訴えたところ、じゃあデパスでも飲んでみますか、みたいな非常に軽い感じで出されたのを覚えています。
1週間ほど飲みましたが心身にまったく影響はありませんでした。まぁSSRIなんかに比べると効果は弱いはずなので、SSRIですら効き目を感じないのならば、デパスなどで効果が現れるわけないですよね。今となって思えば。精神科医の中では不安=デパス、という式が出来上がってるので、脊髄反射的に処方したのでしょう。ほんとに精神科医ってのは楽な商売ですね。
実は最近デパスを飲んだことがある人と話をする機会がありました。そしてその人は明らかに体調に変化があったと言うのです。体を動かすのも辛い時に飲むと、一時的に元気が出てなんとか仕事をこなせるとのことでした。しかし6時間の半減期が過ぎるといつも尋常ではない疲れがやってくるので、不安を感じて他の薬に変えてもらったそうです。
驚きですね。。自分は決して少なくない種類の精神薬を飲んだことがあるのですがどれも効きませんでした。薬が元気をもたらすことがあるというのは私の向精神薬に対する認識が少し変わるかもしれません。
私は自分の服用経験から向精神薬は片栗粉を丸めたものと変わらないという考えだったので、向精神薬が麻薬と同じ法律で取り締まられているというのは大袈裟だと思っていました。でも人によっては確かに麻薬のような作用が現れるのですね。(コロンバイン事件の犯人はSSRIを大量に服用していました。)
向精神薬の危険性については内海聡という医師が訴えていますが、本当に危険なのかもしれせん。