ケトン体で炎症を防ぐ
花粉が飛び始めてますね。。
うつ病は血液中の炎症物質が原因であるという新しい仮説があります。
この仮説が徐々に認められ始めているのか世のセレブたちはこぞって抗炎症作用がある食べ物を摂るようになっています。
私も「シリコンバレー式 自分を変える 最強の食事」に習って食事を改善しています。今日はその中でもコーヒー + ココナッツオイルについて紹介しようかと思います。
最近スーパーの店頭でココナッツオイルが売り切れてしまっているのはご存知でしょうか。実はいまセレブな方々の間でコーヒーにココナッツオイルを入れて飲むのが流行っています。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸という脂肪の一種でできています。中鎖脂肪酸は「ケトン体」というブトウ糖の代わりになるエネルギーを作り出すためのエサになります。
「ケトン体」は主に脳が活動するためのエネルギーに使われるのですが、炎症物質で傷ついてしまった脳の修復にも使われます。脳のエネルギーには普段はブトウ糖が使われますが「ケトン体」のほうがエネルギー効率が良く、またブトウ糖と違って摂取する過程でインスリンを急激に上昇させるようなこともありません。
要はブトウ糖の代わりに「ケトン体」が体に満ちている状態になると脳のパフォーマンスが上がり、脳内の炎症が抑えられるのです。
しかし「ケトン体」が作られるには一つ条件があります。体内のブトウ糖が枯渇していないといけません。ブトウ糖が足りなくってようやく体は「ケトン体」を作り始めるのです。
体が生まれ変わる「ケトン体」食事法: 太らない、疲れない、老けない――体と頭を「糖化」させるな (単行本)
- 作者: 白澤卓二
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 単行本
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このあたりの仕組みはこの本に易しく書かれています。
ご存知の通りブトウ糖の源になるのは糖分や炭水化物です。ケトン体を増やすには低炭水化物・糖質制限をしないといけないのです。
というわけでやってみました。コーヒー + ココナッツオイルと低炭水化物な食事。
一日の炭水化物はおにぎり一個程度にして、あとはできるだけタンパク質と野菜を摂るようにしました。もちろんこれまで通りグルテンフリーで乳製品などは避けていました。そして朝は必ずコーヒー + ココナッツオイルを飲みました。
ケトン体が体に満ちて脳のパフォーマンスが上がることを夢みて。。!
そしてそのような食事を5日程度続けたところ、なんと予想外なことに体調が坂を転げ落ちるように悪化していきました。それまでの食事療法で頭の中はすっきりはっきり澄み渡り、風邪一つ引かなかったのが、頭はボーッとするようになり、しまいには大風邪を引いて寝込んでしまいました。
パフォーマンス向上どころの話ではありませんでしたね。
おかしいと思った私は「ケトン体食事法」ではなく、「シリコンバレー式 自分を変える 最強の食事」を読みなおしました。すると低炭水化物な食事についての問題点が書かれてました。さすがです。
何日間もつづけて炭水化物をまったく摂らないでいると、基本的な生理過程に必要な量の糖すらも体内になくなるほど、炭水化物が不足する危険がある。これは何ヶ月も炭水化物ほぼゼロの食事をつづけるダイエットに成功した人たちを含めた「ケトン食事法」の支持者たちのあいだで論争の的になっていことだ。
多くの炭水化物を長くカットしつづけたとき、まず起こる症状の一つが、激しいドライアイだ。炭水化物がここまで不足すると、睡眠の質も悪くなる。そこまでの低炭水化物にする必要はない。
自分の低炭水化物な食事はここに書かれているほど激しいものではありませんが、しかし体は確実に違和感を感じました。
そのため極端な低炭水化物はやめて、「最強の食事」本が勧める、朝は炭水化物を抜き、昼もなるべく摂らず、早めの夕食で炭水化物を摂るようにしました。
もちろん朝はコーヒー+ココナッツオイルです。するとすっかり体調は元通りに良くなりましたね。
ケトン体が体の中に満ち溢れるケトーシスな状態になっているかはわかりませんが、 頭はすっきりして今は学習意欲が強いです。以前のようにぼーっとする頭で会社に行くようなこともありません。
体内のケトン体の量は計測ができるそうなのでいつか計測したいですね。
ココナッツオイルはいろいろありますが自分は比較的安めの日清のものをよく利用しています。