読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

元うつ病患者のふり返り日記

うつ病で会社を9ヶ月間休職した後に復職を果たしました。そんな筆者がうつ病や精神医学についてふり返り考察します。完治に至った闘病記もごらんください。http://snailramp.net/depression/

悲惨な幼児体験がうつ病を引き起こす

 寒い寒い。懐も寒い。

 

今回のタイトルですがうつ病の経験のある人は少なからず心当たりがあるのではないでしょうか。自分はあります。

 

子供の時に親から虐待を受けたり、社会的な孤立を経験したり、はたまた貧困であったりすると大人になってから特定の疾患にかかりやすいという研究結果があります。特定の疾患とは、メトボリックシンドロームや高炎症体質、そしてうつ病です。

 

「幼児期の悲惨な体験と大人になってから疾患にかかるリスクの関係」

jamanetwork.com

 

この研究はニュージーランドで1037人を3歳から32歳まで追跡調査し、「虐待」「社会的孤立」「貧困」の経験をした人たちが大人になってから”メタボリックシンドローム”、”炎症体質”、”うつ病”のいずれかの疾患にどのくらいの人数がかかるのか集計しています。

 

研究の結果は、こんな研究してるくらいですから、当然のように幼児期に「虐待」「社会的孤立」「貧困」を経験していると、大人になってから"メタボリックシンドローム”、”炎症体質”、”うつ病”のいずれにもなりやすいとなっています。

そしてこの研究の結論では高齢化社会の医療費削減のために、幼児期の環境を整えるのは費用対効果が高いと訴えています。

 

確かに幼児期にいつも些細なことでこっぴどく叱られたり、あるいは殴られたりしたら心配症になってしまいそうです。いったい何をしたら自分に危険が及ぶのか常に考えてしまうようになります。そして大人になってより広い世界に出た時に、その心配症な性格では多くのストレスを抱えることになり、やがて高レベルの炎症体質になったり、うつ病になる可能性が高いのは容易に想像ができます。

(炎症がうつ病を引き起こしますから。)

 

今後この論文が主張するように幼児期に悲惨な体験をしないよう国やその筋の機関が努力するのは必要でしょう。しかしすでにそのような経験をしてしまった人たちはどうすればいいでしょうか?

この論文はそのことについては何も教えてくれません。呼吸法や認知行動療法、マインドフルネスといった手法もあるようですが、銀の弾丸というわけではないようです。

 

新たなより良い解決策はあるのでしょうか。。