インフルエンザに罹ってうつ病で寝たきりだった時のことを思い出しました
生まれて初めてインフルエンザに罹りました。
まず自分よりも先に5歳の長男がこれまた初めてインフルエンザに罹ったのですが、ほどなくして自分も感染してしまいました。
インフルエンザの検査では長男も自分もB型だったので長男からもらったのはほぼ確実でしょう。家族の誰かが罹るとあっという間に他の家族にうつってしまいますね。アルコール消毒、プラズマクラスター、加湿器を駆使したのでですが、敢えなく。。。
インフルエンザですが風邪と症状が違います。鼻水、咳、熱は風邪と同じですが風邪と違って全身の痛みが出ます。一般的には筋肉痛になると言われていますが、私は神経節に時折激痛が走りました。その痛みはそれこそ顔を歪めるほどです。そして全身に倦怠感があり体は鉛のように重く動きませんでした。
休職から復職して以来初めて3日以上寝込みました。そして寝込んでいた時に思ったのは休職していた時のことです。この体の動かなさ、100m先の病院に行くのにも体を引きずるようにしか進めない重さ、そしてそこから来るやる気の無さはうつ病の時の感覚に似ているなと。
インフルエンザでは、というか他の病気も同じだと思いますが辛い身体症状が現れて、それがやる気の無さにつながります。
不自由な体ー>やる気の無さ
こういう構図になります。
あれ、でも待ってください。一般的にはうつ病はやる気の無さから体が動かなくなると言われています。脳をいい気持ちにするセロトニンや、やる気の元であるノルアドレナリンが不足することで体を動かしたくなくなるそうです。つまり
やる気の無さー>不自由な体
ということです。インフルエンザとか普通の病気とは逆ですね。
でも本当にそうなんでしょうか?
あくまでも自分の感覚ですが、インフルエンザとうつ病で体が動かず、やる気が出ない流れは同じです。まず倦怠感、朦朧とする意識があって、そのせいでやる気が出ないのです。うつ病だから逆なのではありません。
うつ病の人がいくらやる気を振り絞っても体は短時間しか動かせませんが、それは風邪やインフルエンザ、他の病気にかかっている人たちと同じ理屈ではないでしょうか。うつ病患者を戦場に連れて行けば途端に動き出すはず、と皮肉を言う人がいましたがそれは誤った偏見です。それとも他の病気の人を戦場に連れて行っても体が動くのですか?違いますよね?なぜうつ病だけ特別なのですか?
うつ病だけなぜ原因と症状が逆に捉えられているのでしょうか。それには理由があります。それはこの構造で無いと精神科の領域の病気に成らないからです。うつ病の原因が心の不調ではなく、あくまで体調の不良から心の不調になるのであれば、その病気の領域は脳神経科とか内科とか精神科とは別の科になってしまいます。うつ病患者は精神科医にとって金のなる木ですが、その金のなる木を診察できなければ精神医学は稼ぐことができず不都合なのです。だから無理矢理に、やる気の無さー>不自由な体、という構図を作っているのです。
うつ病患者のみなさん。もう一度考えてみてください。やる気が無いから体が動かないのですか?不調な体だからやる気が出ないのではないですか?